とろける甘さ

2002年1月17日
前にココに書いた気がするけど、
『女の子がぬいぐるみを抱く心理』
→自分がして欲しい事(抱き締められたり、色々世話されたり、お喋りしたり)をぬいぐるみにしてあげる。つまり、ぬいぐるみは自分なのだ。

私の友情もこれに近くて、
先日も私の友情感覚についてKと話してると
「それ愛だよ」
「それじゃあ彼女(私の親友)とオレは同じ中にいることになる」
と言われてしまった。

でも、うーん。。。
彼女に私を好きになるように仕向けたのは事実だけど、告白めいた親友の始まり方だったし。
だけど、そう。彼女は『ぬいぐるみ』なのかも知れない。
だから私が彼氏のような気分になる時があるの。
彼女が眠っている時とか、何かに困ってる時なんかに。
だけど、彼女の中の一番近い存在にって自分を売り込んだのも、実際私がそうされたい事だった。
誰か、私の一番近くで私を見守ってくれてる人が欲しかった。
誰かの心を私で占めさせてみたかった。
大きく言えば、私が死んだ後も私の事を覚えててくれる血の繋がらない誰かが欲しかったの。

「彼女にひどいことしてるかなぁ?」
って言ったらお腹痛い中
「ううん。」
って言ってくれたよね。

山田詠美の『ラビット病』を思い出す。
私はゆりさんみたいにワガママ(多いけど)「ばかり」じゃないし、Kもロバートみたいに私にベッタリ尽くしてくれるようなことはない。
だけど、少し似てる。
電話で二人でバカップルしてる。
甘えあったり、歌ったり、話にならないような事、自由に口走ってみたりする。
「ぱくっ」て言ってKを食べちゃったりする。
「ぱくっ」て言って私も食べられちゃったりする。

そんな二人の濃度を言うと

『とろける甘さ』

なのだ。


あれ?これもなんか違うぞ!
最近、新聞ばかり読んでます。政治経済欄じゃなくて、広告欄と教育/育児欄。
考え方も変わってきた。
それは彼氏の影響が強いけど。
だけど、こんなことも言ってられない。
19日からテストだ(笑)
あうー。今から前向きに勉強するっス。
ではでは。再見♪

Kさんに会った。

2002年1月16日
といっても、もう随分と前のことになる。
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ずーっと日記休んでました。
勉強今年もままなりませんでした。
でも明後日からセンターだよ(涙)
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私からは絶対待たないぞ!
絶対遅れて行くぞ!

・・・とか言ってもの凄く遅刻してしまいました(^^;

遅れて行ってもやっぱり気がひけて走っちゃうんだよね。
この日も走ってました。
駅でキョロキョロしてたら金髪の兄ちゃん発見!(爆)
・・・それがKさんです(笑)

メガネがなぜか絵本に出てくるサリバン先生の・・・分かるかな?薄青いサングラスに見えて
「私が選んだヒトってこんな人なんだぁ〜!」
って思いました。

なんかね、全然見れなくて。
でも、30歳に見えないって言ってたけど、私には見えたよ。だけど1年前までは20代だったんだからね。

どうやらKさんには探さなくっても私の事分かったんだって。めっちゃ走り込んでたから(笑)

Kさんって言うか、もうKって呼び捨ててるんだけど(笑)

いや、今日はそんなこと書くんじゃなくてさ(笑)
修羅場を越えてしまったら書くことがない(爆)
自分の日記に書いてからここに来ることにしよう。
どこかで気分が逆立ってるような、そんな日記は
書きたくないから。

あの日からとても声を聞きたいなって思う。
思い出せないくらい狂ってしまったあの夜。
ひどく怒られて、それから抱き締められた夜。

だけど電話する勇気ない。
したらしたで、何ともないんだろうけど。

      
       

9月。
やっと彼が会いに来てくれる。

私の誕生日の日。
彼は一生懸命がんばってる。

頑張るその前に私に会いに来てくれる。


希望より不安だらけ。

だって、顔合わせたら変わってしまうものがあるから。
会わないからこそ燃えるものもあると思う。

だから怖いな。


呼び名

2001年8月18日
この日から、私の名前は本名になった。
今まではお互いHNだったから。

彼の事、なんて呼ぼうかな?って送ったら
ダーリンってのどーですか?と来たので
そう呼ぶことにする。なんか「うる星やつら」みたい♪

この日から彼は3連休。
こっちにこれないのか聞いたら、
「家から出れない」と返ってきた
             ・・・そんなに深刻なんだ

彼に教えてもらった曲をレンタル店でゲット。
本当に、私たちの状況下まんまだった。
好きになった。

          
          
私の名前。漢字変換されてくるメール。
すごい違和感。漢字の私の名前、堅いよなんだか。
HNが甘かったからもあるけどね。

私の名前、呼び捨てる彼。
彼をまだ名前で呼べない自分。

ちょっとした理由はあるんだけど。
いつか時が解決してくれることを祈って。
・彼とのメール
 ・・・・・ちょっとだけえっち、な内容増えました(爆)

この日は前のように自信を無くしていた。
今まで生きてきた中で考えてきた事とか、
自分の指針とか、歴史とか。
そういう事、彼に言ってきて。

ある日、自分が空になるんじゃないかと思った。
考えてきたことに自信があるから。
それ以外、自信がないから。
彼の興味を惹く事ができるのはもう、
カラダしかないんじゃないかと真剣に悩んだ。

今まで、色々解かっていたつもりの事が
彼と出会ってから次々、崩壊していく。
残るモノもある。消えるモノもある。
魅力のあるヒトの前で、私の持つ《自信》というモノは
瞬時に色あせる。

私はまだまだなのだ。

私は私なのだから、なくなるモノではないと
頭ではわかっていても、何か納得できない。

その頃、出した結論はコレ。
≪私が選んだ選択はすべて「私らしさ」なのだ。≫

彼に「もっと自信持て」と励まされる。
(俺の立場がないって、そういう言い方、好きじゃない)

【呪文】を彼に捧げる。

ヤバイ状況下の私を彼はまだ知らない。
狂いそうにもがく私を彼はまだ知らない。
呪文はその状況を詠ったモノだったが、
彼は単なる詩だと思ったよう。
褒めてくれて嬉しかった。

その後、彼から送られてきたメールはとっても熱かった


ハイ ダーリン♪

2001年8月16日
今度、電話する機会があれば言ってみようと思っている

と、言うのも本当に加熱しだしたから。
のろける気、満々です(爆)

と言っても、心は快晴!といかないのが恋のツラさ。

今までのメールはなんだったのか、
少し疑わずにいられないほどのメールをくれる。

だって、今まで日に2、3通。
それも飛び飛びだったりして凄く不安になったのに。
ここ数日、日に10弱通くれる。(20日現在)

本当に彼って身勝手だと思わざるをえない。
仕事中でも書けるんじゃない!
そして少しショックである。

まぁ、不満はこれくらいにして。

―――――――――――――――――――――――――
昨日の電話で話が途切れた時に
彼が大きく息を吸った後、突然
『キスしよっか。』
と言った。

私は背中からゾクッ(緊張から来る)として
声が出せなかった。息も絶え絶えだった。
*あ、え・・・あの・・・・?
と、困惑しているうちに彼は黙ってしまった。

ベッドに腰掛ける私の
携帯を持つ手も、ひざも、緊張で震えていた。

*Kさん?・・・・ん?
『今、1回したよ。』
*え?あ、あの・・・!
また静かになる。
私も静かになる。
受話器の向こうから彼のくちびるの音が聞こえた。
『じゅりあも口つけて』
*ん・・・
でも、よく解からなくなってずっと構えたままだった。
代わりに想像することを試みたが無理だった。

背筋のゾクゾクには快感も含まれていたかもしれない。
一度小さな声と共にガクンとのけぞった。
気を許せば平気で意識が飛んでいきそうだった。

それから、また色んな話に戻った。

どーやって戻ったんだろうね。
なんか・・・?思い出せない。

ドキドキした?って聞いたんだよね、Kさん。
ん。震えた。急に言うんだもんって言ったら
そうか。よかった。だって。
喋っててドキドキしない時間ないよ。

―――――――――――――――――――――――――
そして、この日のメール数は12通・・・。
何!?日ごろの約6倍?
嬉しくもビミョーな気持ち。


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

たぶん私のカラダは熱いから。

この家の誰より
自習室の誰より
街行く誰より

心臓の音もはやい

メール 受話器越しのキス  思い出す度
意識 蒸発しかける

アタマで絶え間なく求める
電波探してる

だから 早く会いにきて


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

*Kさんに会いたい。
『ん。そうだね。今からだったら・・・』

どうやら私の誕生日前後に会えるよう。
今からだったらって・・・前も会えたんですか?
もう、お付き合い始めてから9月で6ヶ月だよ、ダーリン

まぁ。いっか。

なんと驚いたことに、
彼と私は1日にしてもとに戻ってしまった。
(ホントのところは先延ばしになっただけなのだが)

彼の言った『個人的な事』は本当に個人的な事で
(とはいえ、今は私の彼氏なのだから
         そうは言い切れないのだが)
取り敢えず、私とは関係なかった。

この苦悩の日々は何のため!?
とショックは(と同時に恥も)隠し切れないものの
まぁ、よかったなぁって事で。

こう詳しく分かったのは彼と今日電話したから。

彼の『個人的な事』とは、前の彼女が彼と
復縁したがってるということだった。

私は「あ、そうなんだ」と、特に反応しなかった。
(どうして動揺しなかったかが問題)
少し、復縁もいいんじゃないかと思った(私には好都合)
だけど彼は「今は好きな人いるから」って断ったそう。
それを聞いた時、瞳には何も見えてなかった気がする。
目の前は暗くて、彼の声しか聞こえない感じ。

それから彼は、私が初めてだと言った。
告白するの初めてだって。
嬉しかった。(・・・にしてもモテるんだね、ダーリン)
嘘かもしれないけど、そうは思わないでおこう。
だって、彼にとって私が初めてのことって
幾つあるのか考えるまでもなく、
数は知れてることくらい解かってるから。

T君の前の某氏に告白されたことは言っておいた。
彼は「写真とか送ったの?」って聞いてきた。
どういう意味なんだろ。
私は写真送ったことは彼にしかなくて。
PCで長々とメールするのも彼しかいないのに。
写真送ったり、友達になったりっていうのは普通なんだろうけど(彼にとっても)
私はそう思えないので出来ないだけだ。

T君の事は言わなかったけど
(しかも、貴方以外いないもん、とまで言ってしまった)
(ホントにいないんだけど、私ってサイテー)


彼が弱ってるから、「電話しようか?」って言ったのに
ナーバスの原因を聞いた後、
気付いたら、いつもの面白おかしい会話になっていた。
こうも気軽に話したのは実に×ヵ月ぶりね。
(この日の料金は×千円になっていて非常に困った。)

【教えてもらったこと】
・出身大学のこと。
・生まれた地から引越ししたこと。
・HNの由来。
・女の子の服装について。
 (私より詳しい・・・というか私が無知)
 (正しいキャミソールの着方を伝授された)
・彼の家族は淡白(私の家は・・・)
・今の髪型
・カラダは機械で出来てる(指が伸びる 笑) 
・私と同じ夢を持っていたこと

【教えたこと】
・身長。体重。
 (・・・なんていうか、彼はことごとく忘れていた)
・Kさんは私が言ったこと覚えてないよね!って事。
 (ついに言ってやった!彼は反省していた。)
・そして、ブラのサイズ。
 (彼が思っていたサイズより私は大きかったが、
 その後カップを教えるとトップを言い当てた。
 貴方はいったい何者なの? 笑)
・志望大学名

【聞かれたこと】
・お礼何がいい?
・写真欲しい(新しく)。
・どんな写真がいい?
 (私はまだ彼の瞳を見ることに幾らか抵抗がある)
 (それを告げると目伏せかけようか?だって 笑)

【彼が気付いたこと】
・私にあまり自分のこと教えていないこと。
・私が、ちょっと退くかもしれない
 (とKさんは思っている)
 自分の恋の遍歴を知っていること。
 (そうよ、貴方の過去の恋人の話は幾つか知ってる。)
・私の話を忘れないよう、カラダにメモリーカード
 を搭載する必要があること
・・・・・・etc
(思い出したら継ぎ足そう)

とても楽しかった。4時間も話した。
地声で話せたし、彼をからかうこともできた。
今回の電話は、なかなか上出来だった。
彼の喋り方も話の内容も好きだった。
彼は(実は)私が目指す教員免許を所持していた。
(この話は前に聞いたかもしれない。私も言えないよぉ)
そんな訳で、小さい頃どんな遊びをしていたか
(少々グロかった。一部、私もやったことがあった)

Kさんには性別ないなぁ、なんだか。と言った。
私にとって、そういう存在だった。
なんだかいやらしさがなかった。何でも言える感じ。
だけど、Kさんはよく言われているよう。
『しゃべるぬいぐるみ』みたいなんだそう。
そう思ったことはないけど。思えないし。

別れた後、どうなるのかなぁ。
距離的にも二度と会えない位置にいるし。

そんな話をすると、
前の彼女とも会って相談のったりすると返ってきた。
その彼女はもう結婚してたりするらしいけど。

私が寛大とかじゃなくて、やっぱりそういうトコが
彼の人徳だと思う。

それを聞いて少し安心した。
私にとって彼は一生特別なヒトになる。
道ですれ違う男とはモチロン違う。
会話するだけの男でもない、片想いのヒトでもない、
何でも話せた、私が本当に大切に愛したヒト。
ちゃんと自分をぶつけたヒト。

だけど、彼ははっきり言った。
「俺からは別れないと思う。」
「きっと、じゅりあから別れる。
 新しいヒトできたとか言って。」

少し考えて
*・・・確かにそうだね。
と答えた。たぶん、そのうち彼に疲れると思う。
「でしょ?」
と言って彼は笑った。

そう、たぶんすれ違ってくる。
近くで、お互いをぶつけ合わないと。
貴方はクールすぎて。
私のようなオンナはそれでは通じにくいから。


―――――――――――――――――――――――――
前記『呪文』は本当に彼に捧げてしまった。
彼だけにと言ったので削除しました。
俺、尽くしすぎかぁ・・・いいけど。           
           

パーセンテージ

2001年8月14日

悩みのうち、

彼に会うと解決しそうな問題・・・45%

彼に会っても条件付で解決しそうな問題・・・10%

それ以外・・・45%

彼に会ってから色濃くなりそうな問題・・・+35%
            (会ってから増える傾向)  
          
           
その濃度別

Light/条件によりLight・・・13%

Heavy/条件によりHeavy・・・87%

         
―――――――――――――――――――――――――
          
・8月14日
彼からのメール

今日に来たか。ちょっとビックリ。

『ちょっと個人的な事でナーバスになってたから』

個人的・・・あぁ、私のことだね。
励ましの言葉は私から言えないね。

気分が晴れたらまたメールがくれるらしい。

ついに・・・ついにだね。


とんだ悪女気取り

2001年8月13日

T君とデート(もどき?)してから。

ますます彼のことを好きになった。

こうして手をつないでいるのは、
アタマを撫でているのは、
私を見つめているのは、

彼じゃないと嫌だ。

T君にも言ったけど、(ヒドイ)
何をされるのも抵抗がある。
とても。

彼だったら、手の温もりを重ねて安心していただろうし
(T君の指を握ったのは最後だけ。
        後はT君が私をずっと握ってた。)
彼だったら、食事の後肩で眠っていただろうし
(ホントにとても眠かった)
彼だったら、きっと観覧車に乗っていた!!(笑)

彼だったら、どんなコトでもすんなり
            受け入れられただろうに。


余計に彼が恋しくなってしまった。

だけど、同時になんだか欲求が満たされたのか
(彼とちゃんと、ケンカできたし)
彼とちゃんと距離が取れる気がした。

近づきすぎて、気が狂いそうになったりして。
(今もそういう気配のないこともないけど、)

だけど、もう大丈夫な気がした。

・・・でも、そうなった時にもう彼はいなかった。

T君に言われた
「これで2人目だよ、××」
そう。振った数。1人はだいぶ前に書いた男性。
*2人?もう1人は???
「彼だよ。」

(フッ・・・だとすりゃ、3人目は君だよ、ハニー)

「彼、そう思ってるよ。」
「自然消滅かもしれないよ?来ないんでしょ?」

・・・しかし、T君の言うことは全部当たっていると思う。

*自然消滅でも私、ずっと待ってる。
*彼のことせかしたくないし。メールしない。
「うん・・・でも時間、ある程度切ってしないとね。」
(そんなT君は私に彼と別れるまで待ってるって
 言ったね。矛盾してると、教えてあげたけど。)

*でも、彼、絶対メールくれると思う。
(どんなに遅くてもくれたから)
*私のこと、追いかけてくれるかもしれない。
「だったら、どうするの?」
*・・・どうしよう。(問題はそこなのだ!)

   
色々あったけどT君に相談してよかったね。
本当にヒトに恵まれてると思います。この人生。

そして彼から何の連絡もない。

―――――――――――――――――――――――――
・8月13日
彼宛てに電話した。強行突破。
なんか言ってやろうと思った。

だって、“一緒に暮らす話”の前に会わなきゃでしょ?
会ってない人と一生一緒に暮らす話なんてできないよ。
そんなに私のこと欲しいんだったら、
奪いに来るつもりで会いに来てよ!
生涯のオンナがすぐ手に入ると思わないで。

・・・とか真剣に思ったんだもん。
(ずっと思ってたけど)

ちょっと強気に電話をかけた・・・
んだけど、出ない。

2回かけたけど、出てくれない。
30回も鳴らしたのに(彼の年の数だけ)

前、あの断りのメール間違って送ったから怒ってるの?
(だって本当に保存と送信押し間違えたんだもん)

だんだん弱気になる。
とうとう、もうかけなかった。

自然消滅・・・ありかもしれない。

そんなことをベッドで考えて。
早いうちに、この日記仕上げようと思った。
もう、この恋も終わるんだろうし。
そんなことを公開日記で書くのはとても恥ずかしくて。
血が吐けるくらい自惚れ過ぎてるし。

この恋が終わったら次の恋するまで、
もう日記書けないなって思って。
(そりゃ、そうだ。こんな日記になっちゃったんだから)

さっき書いたのは
P.サイモンの『恋人と別れる50の方法』

中島みゆきの『恋人に振られる50の方法』
          
           って・・・・・・知ってる?


遊びの続き

2001年8月12日
*もう、帰るの?
「ううん。駅の方行こうか。」
*うん♪
*なんかね、男の人とデートってないから・・・
「え?デートなの?そうか。ふ〜ん(喜)
「遊んでるだけだったけど、そう思ってくれてるんだ」
「そうか。そうか。(喜)」
*うん。凄く勉強になる。こんな感じなんだぁって感じ。

*服ね、こんなのって男の子からしてどうなの?
「かわいいと思うよ。」
*ふ〜ん。そうなんだ。
「ふ〜ん、て(笑)」
*T君てさぁ、私に会っても嫌じゃなかった?
「ううん。会ってくれると思ってなかったから。
 ビックリしたね。」
*そっかぁ。
「嫌じゃない?って聞かれて嫌って言えないし(笑)」
*そりゃね。そうでしょうとも。いいさっ。どーせ!
「アハハハ。そんなことないから(笑)」
*ふ〜ん。あ、そう。(笑)

そんな訳で、帰りの電車に乗る前にはT君に
告白されてしまったりしたのでした(爆)

帰りの電車は一緒だったりして、
ちょっとガーンって感じ(笑)
電車の中では手つなぎを拒否致しました。

下りる前に行きに買った傘は、ちゃんとT君に差し上げて
(ちょっとした今日のお礼に?)

電車から下りる時に
*今日はありがとう。
と言って、私から指でキュッて握手した。

下りて、硝子越しに手を振って、
私は一度も振り返らなかった。

私はT君の思い出となれただろうか。

T君にしたらちょっとした一夏の恋だったかもしれない
悪い気はしない(笑)

帰りにデパートに入って、T君からの
メールを、今日の履歴を、データを全て削除した。

「また、何かあったらメールして。」
*ん・・・でも、しないと思う。
「今度こそ?」
*ん。今度こそ(笑)
「もう、これきり?」
*うん。そろそろ私も自分で解決していかないとね。
「そうか、でも1人で抱え込んじゃダメだよ。」
*ん。もっと強くなれるように成長しないとね。
 ありがとう(笑)
「うん。」

T君は最後まで優しい人だった。
私は途中から顔も見てなかった。服も覚えてないけど。
ただ、黒いナイロンバッグを持っていた。

これだけ振り回して、彼は怒ったりしなかった。
それだけ人がイイのか惚れてたのか。
今となっては分からない。

とても楽しい一日になった。
T君にはいつまでも感謝である。
彼はなかなか紳士的だと思ったりした。

私の口から出た言葉は時折T君を傷つけただろうケド。
でもその言葉を吐いてしまうのはもちろん、
T君だからではない。(フォローでは決してなく)
どの男性にもそう言うだろう。

いつか彼とデートするとこんな感じなのだろうか。

この日、私は《時々は化粧室に行く》という事を学んだ。
T君が気を使ってくれたから行ってイイもんなんだ
ってわかったしね。
化粧していったからね。化粧直しに行っていいんだね。
ふ〜ん。

この日、別のデパートで私は例の
『娘たちのための狩りと釣りの手引き』
                を読んで帰った。

デートの手引き

2001年8月11日

8月11日は前の親友(彼女)のBirth Day。
彼女は19歳になった。
動物関係の仕事をするつもりの彼女は今、頑張っている
本当に好きだもんね。
今はもう話さないけど、おめでとう。
そして、ありがとう。

―――――――――――――――――――――――――

T君は私を気に入ったようだった。
(手持ちのシャツはどれも大抵バストコンシャスなので、初めましての目がそこに移ったのがおかしかった)

早々に手をつながれ・・・
(指を組まされた時は流石に反発したが)
街を歩く。
(色々巡っているうちに指は組まされていた 笑)

この手が彼だったらイイな♪
(そう思いながらも彼ではないので気は緩められない。)

*こうして彼と歩きたいなあ。
「そうだね 笑」

誰から見てもきっと若いカップルだったに違いないが、
私たちの会話はずっと、私と彼の話だったりした。

久々に走った私は気分が悪く、しばらく歩いた所で
茶店に入った。

席に座ってから、一番安いサンドイッチ
(結局ほとんどT君が食べた)
と、私はアイスティー。T君はアイスコーヒーを注文。

サンドイッチは、少し豪華で(中身が詰まりすぎて)
非常に食べにくかった。
彼と食べるならサンドイッチはやめよう。

T君と、彼の話を延々とした。
そこでの結論は
【初めての恋がそれってヘビー過ぎるよ】

私はナミナミのアイスティーを飲み干し、
お冷も2杯目に突入して(それは残したけど)店を出る。

*いいの?
「いいよ。」
*じゃあ、おごってもらうね。ありがとう。
「はいはい。」

ちゃっかりおごってもらった。
(どうやら税込み料金だったよう。)

そうして、また街を歩く。
「観覧車にのろうか。」
*二人きりはちょっと・・・

ごめんねっ、と言いながらちゃんと断った。
ごめん。本当にイヤだった。

ボーリングしようかと思ったけど、受付が解からない
(しかも、やたら高かった。地元じゃ2回できるよ。)
ので、やめとこうかってことになった。

色んな店を見てまわって、
(友達に見られてやしないか内心ヒヤヒヤしてたけど)
誰に会う訳でもなく、買うわけでもないって感じで。
(だってどんな服がイイかって分からないし、ねぇ)
「どんなCD聞くの?」
*う〜ん・・・中島みゆきとか多いよ?
*橘いずみとかも聞くし〜。

心の中で流れてるのは
《恋人と別れる50の方法》だったりして。

しばらく歩いて、今度はデパートのイスに腰掛けた。
そこでもまた延々と彼と私の話をした。
話は発展し、膨らんで(と言う訳でもないが)
更年期障害とか、長男の家だとどうとか、
彼との結婚の話ばかりになってた。
優しく(?)頭を撫でられると、非常にむかついた。
熱弁を振るってはいたがとても眠く、
T君の肩にアタマを擡げてしまったらどうしようか
という思いが更に私を雄弁にさせていた。
隣りのカップルはコソコソと私達のことを言っていた。

彼とケジメつけるなら、早い方が
私のためにも彼のためにもイイって話で。
T君が、私が彼と別れた後に告白する話になって。
(確か、そうしないと次の恋に行けないって話ね)
*だけど、しばらく恋はしないわ。
「そうだね。彼一直線って感じだもん、××は。」
*うん・・・。そだね。
ここでの結論
【私は年齢より随分高くみえるよ】

イスを離れ、駅の中に入っていく。
「××(私)は俺と彼以上のコトしてるもんな。」
*ヤ〜〜!(バシッ)
「照れなくていいのにぃ。」
*ううっ。もう!
「××のコト抱いたもんね。
       そう(=抱いた)思ってていいの?」
*思いたかったらそれでいいよ(即答)
「あら、冷たいのね〜 笑」

そんなことを言いながら・・・。
(事実は事実って感じで。ネチネチ言われるの嫌だし。)

≪まだ続く≫

狂気

2001年8月10日
彼女宅からの帰り道、古本屋で・・・
なんか、そういう風な本を買って(笑)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

『娘たちのための狩りと釣りの手引き』
             (メリッサ・バンク著)

『ブリジット・ジョーンズの日記』
          (ヘレン・フィールディング著)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
一冊目は知らない本だけど、2冊目は名前だけ知ってる。
少し前にまた、シリーズ本が出ていたはずだ。
(私は新聞のTVの深夜欄と広告欄だけは欠かさず読む)
一冊目は“欠かした日”に載っていたかもしれない。

そしてどちらも、まだ読みきれていない。(13日現在)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             
海外本を読む時のちょっとしたカルチャーショックか
それとも、今はそこに載るような“汚い言葉”を
見たくないのか

お風呂からあがると、
気分は、本当に、いつも以上に乱れていた。

「彼からメールが来ない」

きっと狂っていた。
でも狂いたくない。


T君にメールした。
(チャットで)話したいと送った。
でも、T君からは番号が送られて。
なんだかなぁって思いながら自分の番号も教えてみた。
彼は随分驚いていた。

初めてか例外の男の子と携帯で会話を交わした。

「なんで番号くれたの?」
*え?だって、どうせ私から電話するんだから番号わかるでしょ?
(私には何の下心もない。当たり前でしょ?)

そんなことから始まって

彼が遊びにつれてってくれると言った。

そんなこと前から言われてたし、昨日のチャットでは
「付き合おうか」なんて言われたりしたもんだ。
(私にはその気はない)
結局、Kさんの相談話で時間いっぱい話しているのだ。
どんなに抱き締められても抱かれても
(それは私が望んでしてもらっていることだけど)
T君はチャット上ではT君本体であっても、
ベッドの上では全てKさんに摩り替わっている。

なんていうか・・・ごめん、としか言いようないよね。

そんなわけで(?)ちょっと遊ぶだけならいいかな?
って思ったりした。
だって、遊びに連れてってくれるんだから。

―――――――――――――――――――――――――
・8月10日

バス等の関係で30分遅刻して彼に会う。
(遅刻しようとは思ってたけど、これじゃ、やり過ぎ)
そんなわけで長距離を猛ダッシュ!

T君の声は彼より低く、なかなかいい声をしていると
(個人的に)思われる。

会ってビックリしてしまった。
なんだか、4つも年上と言われようにも・・・どうなの?
って感じ(笑)

私の弟の方がずっと好みだと思ったりした。

色んな意味で戸惑いを覚えたが、
男性と(2人で)街を歩くなんてないものだから
(と、T君も知っている)
多少ぎこちなくても大丈夫そうだった。

私は途中、走ったりしたのでシャツが濡れていたが、
全く透けないシャツだったのでOK。
他にイイ服がないのでミニ巻きスカートだった。
(他意がないと解かってもらいにくい格好だ 笑)

こうして私のちょっとしたデートは始まった。


女友達

2001年8月9日

今日は親友(彼女)宅へ。
行きに、シュークリームを買って。

彼女の家で
食べながら音楽を聴いたり 漫画を読んだり
仕上げに(?)高校時のクラブの近況などを聞く


おばさんは相変わらずキレイで、
その日も少しドジっていた(笑)

弟君もかわいかった。
そうそう。私もそんなして遊んでたなぁ。

彼女も相変わらず元気そうで。
彼女は昨日、家に帰った所なので、
私を迎えにきてくれる直前まで眠っていたそうだ。
寝起きの顔。服はお母さんの方が色、明るいんだよね(笑)
それも彼女らしくてよい。

私も彼女もスッピンで
(そうそう。私達もう、お化粧をする年頃なのだね。)
そのことがちょっぴりだけど、
二人を女友達であるとする証、のような気がした。

20年近く、化粧をしなかったのに。
たった1、2年、時が流れただけで・・・
私たちの成長速度とは実に速いものだね。

そして、今はピンクが似合うくちびるも、
やがて、赤が似合うくちびるへ変化するんだね。

もっと大人になって
顔に、若さより、生活が出るようになって

(貴女を幸せにするのは私でないけど。)

それでも、こうしていたいね。

逃げ場

2001年8月8日
そうして、またT君にメールした。

なんだか、狂いかけてる。

どこへいくのかなぁ・・・

溶血

2001年8月6日
その後、私は間違って空メールを送ってしまったりした
彼に、それでも・・・みたいなメールを出してしまった                   (サイアク)


ココに書いてもなんだか、どうしようもなかった。
決断は初めからできてなかったし、できないのだ。

ドロ沼だと思う。

きっと、彼からしばらく来ないだろうな。

だけど、翌日には一度メールした。

どうして、こんな時にそんな返事したのだろうか、
せめて、彼の大事な9月まで待てばよかったのに。
結局彼のカラダのこと、考えてない。


ついに返事は来なかった。


私の血の色が見たい。
さぞ、青ざめているだろう。

          
        
           
             
一日が、気の遠くなるほど長い。

私の血の蒼さ

2001年8月5日

昨日のメールには続きがある。

彼に、何を知りたいか言って欲しい、と言われて
私は2、3質問することにした。

『休憩時間にメール、返事するね』
               って書いてある。

(じゃあ今までも、できたんだよね。)
(なんでしてくれなかったのよぅ。)

それはこの際、ココロの内に留めておくことにする。

―――――――――――――――――――――――――
・8月4日
彼からのメール その続き。

ついに来た。
私に訊いてる。
わたしに、たずねてる。

『一緒に生活できるかな?』

   
    
         
         
          
          
        
決断は日を待たせてくれない。
だから、答えなきゃ。

彼は、どう返事するだろう。

それでも、と追いかけてくれるのだろうか。

それとも、それじゃあ もう終わりだね、と             私から去っていくのだろうか。


              
             
             
         
         
2時間、考えた。(でも、もうずっと考えていた)

答えは目に見えていて
顔を上げれば そこにあるから
こころが追いついていかない

いつからか惹かれ過ぎて(好きだから)
別れたくないって思ってる(愛しているから)
突き放しても まだ追いかけてきて欲しい  と
                 (無責任だから)

そう、願うように。祈るように


           
          
            
            
           
彼にメールする。

私は、
アナタとは、結婚できない。
Kさんには、早くいいヒト見つけて、
お父さんになって幸せになって欲しいから。


なんて優しくて残酷なメールだろう。
彼に対するこのヒドイ仕打ちはなんなんだろう。

Pain Pain Pain……

2001年8月4日

その夜、私はなかなか眠れず・・・
気付いたころには、もう朝だった。

溜め息の後、昨夜は一粒だって出なかった涙が
今になって頬を伝った。

このままいると何も始まらないような気がして。
でも、どうしたらいいか解からなかった。

「しばらくっていつまでなんだろうか」
そんなことばかり考えたりして。

私は彼のコト解かったフリして
(だけど彼は何も教えてくれないから
 私には推測だけしか彼を量る術がない)
彼を苦しめていただけなんだな。

どうしたら彼のこと、解かるんだろう。
(重ねて言うが、彼は推測でしか手に入らない)

そうしてその朝、私は『彼と同じ事をする』コトを決意

朝からG-パンを履き、髪を結い・・・
ベッドを降りてから朝食以外ずっと座らなかった。
勉強の時は低い机に向かうため流石に腰が痛くて。
でも、座らなかった。
   
眠っていないのと、立ちっぱなしが祟って、
かなりフラフラしていたけど。

彼からはきっと一週間は来ないだろうし
(彼の仕事も一週間毎だし)
このまま、一週間は立ち続けることにする。         
         
昼。
そうめんを食べて、やはり私は立っていた。

   
そうして12時半。
思わぬ来客。
彼からのメール 4通にわたる

     
『昨日はごめん』
         だって。
      
       
         
         
彼がいないと生きていけないがした。
それって怖いな。それじゃ、いけないんだもん。

やはり、涙してしまった。

不満はあるけど、まだ好きでいる。

今の気持ちが『愛』な気がするから。
これを失うと、もう、会えない気がするから。

貫くコトバ

2001年8月3日

彼からのメールが来ない。
いつもなら書いてくれるのに。
今日は私のコト、待ってくれてるのかなぁ?

ちょっと意地悪く書いた。

この時間にメールしても、
いつだってアナタは寝てて返事くれなかったから。
・・・どうせ今日も寝てるんだろうな。

そう思っていても、送った後は返信を待ってしまう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

予想に反してメールが来た。

最近の私、変だって。
彼に不満があるのか?だって。

そんなのあり過ぎるくらいあるに決まってるよ。

メール書いても返してくれない。
自分のこと教えてくれない。
メールできないほど忙しいなら、
そのように書いてよこせばいいのに。
夢のようなことばかり言って・・・

時々思う。
彼は私をちゃんと歳相応に見てくれてるのか?

『私』は。
大人ぶっても、オトナな考え方を「考えた」としても、
所詮、彼には追いつけないし、その考え方に納得は出来なかったりする。
納得できるようになるには、もっとたくさんの時間が必要なコト、彼はわかってくれているのか。
『遠距離』というのは、普通の恋愛以上に言葉にしないと何もかも通じない。
彼は気付いているのか。

『俺はじゅりあに何もしてあげられてないんだろうな』

その言葉は、私にはとても色あせて。
私はそんな大袈裟なコトをして欲しいんじゃない。


その日、私の不満は一気に吐き出された。
駆け引きも何もあったもんじゃない。

T君に言ったこと、みんな彼に言ってみた。
ケンカになったってよかった。
だって、もうずっとケンカしたかったから。

でも、少しは期待してた。
私のこと、ちょっとばかしでも労ってくれるって。

だけど、甘かったね。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

彼に怒られました。
『カラダ壊してる時、俺はいつ休めるの?』
って。

・・・なんだか何もかも裏目に出てるみたい。
私は疲れさせるためにメールしてるんじゃない。
だって、独りで部屋にいるの、どんなにツライか。

そうなんだ。疲れるだけなんだ。

カラダから力が抜けていった。
情けなさを通り過ぎて、涙すら出ない。

『しばらくメールは控えよう。』

それはいつなんだろう。

私、いったい何をしてるんだろう。

棘薔薇の懺悔

2001年8月2日

返事は返せなかった。

代わりに・・・


彼の起きてなさそうな7時前
キスと一緒に甘くささやく 優しい言葉
何にも触れない 当り障りのない 優しいだけの…

いつかこの言葉が彼を苦しめても


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


お風呂に浸かった私は・・・例のごとく
また、出れなくなってしまった。
えいっ!って、湯船からあがると
カラダはもう、のぼせあがっている。

急いで部屋に入り、クーラーをかけるが効く筈もなく、
火照ったカラダは私をひたすら苛んだ。

私は体温が上がるとどうしようもなくなってしまうのだ

  ココロの中では彼に救いを求めてる。

 ・・・彼にメール打とうかな でも・・・

迷っているうちに、私の首はまた・・・
            また元に戻ってしまった。

はふぅ・・・
力なく溜め息を吐くと目の前が涙で歪む。
「なんでこうなるんだろ。」
眺める彼からのメール――『いつもそばにいるよ』

タオルケットで顔を覆って寝転がっていると
 ちりん ちりん☆
メールが入った  相手はわかってる。


―――――――――――――――――――――――――

・8月2日
彼からのメール

私宛てのリクエストと、
それを私にもしてくれるって書いてある。

私はとても苦しくて・・・とても・・・混乱していた。
彼に抱きしめてほしいってメールした。
切羽詰っていた。

返してくれたメール。
彼はちょっと心配していた。

私は・・・そう。
体温が上がるとどうしようもなくなって・・・
避けようとすると眠りに落ちてしまう。

そう言って、彼に。熱の出ている彼にメールを送った。

返事を待ちながら私は案の定、眠りに落ちてしまった。

気が付くと彼からメールが来ていて
            ・・・1時間経っていた。

彼の希望どおり膝枕してあげる。とメールした。

そして・・・
『熱下がるまでだけど』
《それは今の私が取れる彼との精一杯の時間の距離》

『ずっとそばにいたいな。いてもいい?』と続けた。
    
   
辛かったら手握ってあげる。

暑かったらゆっくり仰いであげる。

息しにくかったら一緒に深呼吸してあげる。

何か思い出されることあったら聞いてあげる。

   
これは私がして欲しいこと。
それを・・・彼に全部してあげようと思った。
病気の時は心細いものだから。


こうして・・・
       私は悲しい優しさで彼をいたわった。


5通の物語

2001年8月1日

ご飯を急いで食べて・・・やっぱり気になるから
部屋へ戻ってしまう。

期待できない。でも、期待したい。

携帯の画面を覗き込む。

「新着メール」

あ、来てる・・・

ちょっと慌ててフォルダを開く。
開いたのに・・・まだ表示が消えない。


―――――――――――――――――――――――――

・8月1日
彼からのメール  5通

1通目のお話
   『2人の時間作るようにするね』

3通目のお話
   『メール来なくなってもじゅりあの事信じてる』
   『じゅりあの夢のことを第一に考えてほしいな』

4通目のお話
   『じゅりあのこと傷つけたくない』

5通目のお話
   『じゅりあが欲しくて仕方ない』


Kさんの気持ち。私の大切なKさんの・・・

5通目から読んでしまった私はその文字を見た途端
涙してしまった。

 こうして、恋で流す思いがけない涙。
   Kさんのためだけに流す涙。
 
 恋で涙することなんてなかったのにね    

    
  
     
    
2分後に入る電話。
携帯を持つ手が震える。

「もしもしー」
*もしもし。

雑音の入る彼の声が遠く感じて。切なくて。
嬉しいはずなのになんだか声が沈んでしまう。


「大丈夫・・・?元気ないね。」
*私は・・・。Kさんこそ・・・夏バテ大丈夫ですか?

「あ、オレ今、扁桃腺が腫れて熱でてるんだよ。」
*えっ?それ、大丈夫ですか!?

「ん・・・扁桃腺弱いから風邪ひいたら
         すぐ熱出るちゃうんだよね。」
*はぁ・・・そうなんですか。
      扁桃腺なんてやっぱり男の子ですね(笑)

「あはは。そうだね。」
「会いに行く時には切っとくよ。」
*!!わざわざ会うために切ってくれるんですか?(笑)

「あはっ。・・・・・元気、でたかな?」
*はい。

「なんか、メール読んで・・・
     メールじゃ足りないなって思ったからさ。」
*・・・・・。

「オレ、じゅりあのこと好きだから。」
*ん・・・。

「もう少し信じてて欲しい。」
*はい。・・・・・私も・・・

「ん?」
*私も・・・Kさんが最初の人でよかった。

「そか。ん・・・。」
*・・・・・好きです。

「ん?」
*ううん。いいです(笑)

「じゃ、またメールするね。」
*はい。


履歴 また一つ増えた。

  
   
  
   
返事を書いた。同じく5通。
でも出せない。出すのを先送りにしたい。
このまま、もう少しだけ・・・もう少しだけ・・・


2通目のお話
   『じゅりあと一緒に暮らせる日が・・・』


聞きたくなかった その言葉だけは。
その言葉を聞いてしまったら私は・・・

私は最初から決まっていた返事を
        決断をしなければならない・・・



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